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全層角膜移植失敗後のDMEK、短期転帰良好

2019年3月13日  Cornea

患者28例の28眼を対象に、初回の全層角膜移植術(PK)失敗後のデスメ膜角膜内皮移植術(DMEK)の実現可能性を単施設後ろ向き試験で検討した。 6カ月後の追跡調査で、26例(93%)で最高眼鏡矯正視力が有意に改善し、平均改善度は0.59±0.47LogMARだった(P<0.0004)。パキメトリー測定値の平均低下度は110±108μmだった(P<0.00003)。平均内皮細胞密度は2016±288個/mm2で、術前に比べ24%低下した(P<0.006)。術後2週間の移植片剥離(1/3超)発生率は50%で、全例で再bubblingが必要だった(100%有効)。早期の移植片拒絶反応は見られなかった。...