ナビ使用THA、術後の脱臼率と臼蓋再置換リスク低下と関連

変形性関節症に対する初回人工股関節全置換術（THA）80万3732件を対象に、コンピューター支援ナビゲーションの使用と転帰の関連を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、ナビゲーション使用は不使用に比べ、脱臼率低下（1.00％ vs. 1.70％、調整後ハザード比0.69、95％CI 0.58-0.82、P＜0.001）および臼蓋コンポーネントの無菌性再置換率低下（1.03％ vs. 1.55％、同0.75、0.64-0.88、P＜0.001）と関連した。大腿骨コンポーネントの無菌性再置換、臼蓋または大腿骨コンポーネントのいずれかの無菌性再置換、急性人工関節周囲感染とは関連しなかった。...