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外来癌患者へのリバーロキサバン、VTEリスク抑制せず

2019年3月15日  New England Journal of Medicine

深部静脈血栓症高リスク(Khoranaスコア2以上)の外来癌患者841例を対象に、リバーロキサバンの静脈血栓塞栓症(VTE)予防効果を無作為化試験で検討した(CASSINI試験)。 その結果、180日目までの有効性主要複合評価項目(上肢・下肢のVTE、肺塞栓症、VTEによる死亡など)発生率はリバーロキサバン群6.0%、プラセボ群8.8%で有意差はなかった (ハザード比0.66、95%CI 0.40-1.09、P=0.10)。介入期間中(最初の投与から最後の投与の2日後まで)の同評価項目発生率はそれぞれ2.6%、6.4%(同0.40)、大出血発生率は2.0%、1.0%だった(同1.96)。...