mCRPCへのオラパリブ、変異により反応性に差

転移性去勢抵抗性前立腺癌（mCRPC）患者23例を対象に、BRCA1またはBRCA2変異保有患者とATM変異保有患者でポリADPリボースポリメラーゼ（PARP）阻害薬であるオラパリブへの反応性が異なるかを後ろ向きレビューで検討した。 その結果、前立腺特異抗原（PSA）の50％以上低下の達成率はBRCA1/2変異群76％、ATM変異群0％だった（フィッシャーの正確確率検定のP＝0.002）。無増悪生存期間中央値はBRCA1/2変異群12.3カ月、ATM変異群2.4カ月だった（ハザード比0.17、95％CI 0.05-0.57、P＝0.004）。...