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開腹腹壁瘢痕ヘルニア修復術後の疼痛関連因子

2019年3月18日  Surgical Endoscopy

開腹腹壁瘢痕ヘルニア修復175例の診療記録を例後ろ向きにレビューし、患者の視覚的アナログ尺度(VAS)疼痛スコアに関連する周術期因子を多変量回帰分析で評価した。 その結果、術後の疼痛スコア増加の独立関連因子には、術前のオピオイド使用、術前の開放創、CDC手術創分類class II、ヘルニア修復歴があった。術後疼痛に対して硬膜外鎮痛を用いると、疼痛スコアが有意に減少した。疼痛スコア増加と有意な関連を示す手術因子には、ヘルニア裂孔サイズ、同時施行処置、手術時間などがあった(いずれもP<0.05)。...