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敗血症、救急科での抗菌薬投与遅延で死亡率増加

2019年3月19日  Chest

敗血症で救急科を受診した成人患者1万811例を対象に、抗菌薬投与開始までの時間と長期死亡率の関連を後ろ向きコホート研究で検討。救急科到着から抗菌薬投与開始までの時間の中央値は166分、1年死亡率は19%だった。 その結果、多変量ロジスティック回帰分析では、救急科到着から抗菌薬投与開始までの時間が1時間遅れるごとに1年後の死亡オッズが10%増加した(95%CI 5-14、P<0.001)。抗菌薬投与開始まで3時間以内に比べて、3時間超で1年後死亡率が高かった(調整後オッズ比1.27、95%CI 1.13-1.43)。...