転移TNBCに新規抗体薬物複合体が持続的奏効

2回以上の前治療歴がある転移性トリプルネガティブ乳癌（TNBC）患者108例を対象に、抗Trop-2モノクローナル抗体とSN-38の抗体薬物複合体sacituzumab govitecan-hziyの第I/II相試験を実施した（IMMU-132-01試験）。 その結果、4例が治療中に死亡し、3例が有害事象により治療を中止した。発生率10％以上のグレード3-4の有害事象には貧血、好中球減少症などがあった。客観的奏効率は33.3％（完全奏効3例、部分奏効33例）、奏効期間中央値は7.7か月、臨床的利益率は45.4％、無増悪生存期間中央値は5.5カ月、全生存期間は13.0カ月だった。...