1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. AF患者の無症候性脳病変が認知機能低下と関連

AF患者の無症候性脳病変が認知機能低下と関連

2019年3月25日  専門誌ピックアップ

心房細動(AF)患者1737例を対象に、認知機能と血管脳病変との関連性を多施設共同試験で検討。全例に頭部MRIとモントリオール認知評価(MoCA)による認知検査を実施した。 その結果、頭部MRIでは、22%に非皮質/皮質大梗塞(LNCCI)、21%に非皮質小梗塞、22%に微小出血、99%に白質病変が見られた。脳卒中および一過性脳虚血発作の既往がない1390例のうち、LNCCIのある201例(15%)、非皮質小梗塞のある245例(18%)に臨床的に無症候の梗塞が見られた。多変量回帰モデルでは、MoCA低下の最も強い予測因子はLNCCI容積だった(β=0.26、P<0.001)。...