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高齢者のUTI、抗菌薬の遅れが有害転帰と関連

2019年3月27日  British Medical Journal

英国で65歳以上の下部尿路感染症(UTI)患者15万7264例を対象に、抗菌薬治療と重篤有害事象発生との関連を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、抗菌薬即時処方群に比べて待機的処方群(調整後オッズ比7.12、95%CI 6.22-8.14)および処方なし群(同8.08、7.12-9.16)の血流感染率が高かった。待機的処方群および処方なし群の入院率が即時処方群の約2倍高かった。60日の追跡期間中の全死因死亡率は、即時処方群に比べて待機的処方群(調整後ハザード比1.16、95%CI 1.06-1.27)および処方なし群(同2.18、2.04-2.33)で有意に高かった。...