TKR後無菌性再置換の危険因子を特定

初回の人工膝関節全置換術（TKR）後に主要無菌性再置換術（MAR：major aseptic revision）を施行した5,973例を対象に、年齢および性別で調整したCox比例ハザードモデルを用いて再置換関連因子を検討した。 その結果、TKR後15年時の累積MAR率は3.0％だった。可動式ベアリング（4.1％ vs.固定ベアリング2.7％、ハザード比1.77、P＜0.001）、若年齢（55歳未満7.8% vs. 75歳以上1.0％、P＜0.001）、後方安定型、セメントレス固定、コンピュータ非ナビゲートTKR（ナビゲートTKRに対するハザード比1.32、P＜0.001）が無菌性再置換の危険因子だった。...