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AD認知症発症リスクに血漿総タウ濃度が関連

2019年3月28日  専門誌ピックアップ

フラミンガム心臓研究(FHS)および複製コホートのデータを用いて、血漿総タウ濃度の認知症予測マーカーとしての有用性を検討した。 FHSサンプルで発症した認知症134例のうち、105例がアルツハイマー型認知症(AD認知症)だった。年齢および性別で調整後、血漿総タウ濃度の対数変換した分布の標準偏差の増大がAD認知症リスクの35%の増加(ハザード比1.35)と関連した。血漿総タウ濃度高値が、7つの認知課題の低成績(P<0.05)、海馬萎縮(P=0.003)、神経原線維の変化(P=0.04)微小梗塞(オッズ比3.04)と関連を示した。複製コホートでは、年齢および性別で調整後、血漿総タウ濃度がAD認知症リスクとの間に脳脊髄液総タウ濃度と同等以上の強い関連を示した。...