肺癌診断後の禁煙で死亡リスク低下

英国で非小細胞肺癌（NSCLC）新規診断患者1124例を対象に、診断時の喫煙状況およびその後の禁煙と1年生存率の関連を前向き試験で検討した。 その結果、1年生存率は非喫煙者群77％、元喫煙者群60％、現喫煙者群57％となり（P＝0.01）、元喫煙者群および現喫煙者群の1年死亡リスクが高かった（調整後オッズ比1.96、2.04）。喫煙者の23％が診断後3カ月以内に禁煙し、1年生存率は禁煙実施群69％、非実施群53％となり（P＜0.01）、禁煙開始群で有意ではないが死亡リスク低下が見られた（同0.75、P＝0.23）。...