3D胃内視鏡、時間短縮も眼精疲労強い

3D内視鏡の有効性を検討すべく、ブタ摘出胃標本の仮想病変を用いた胃内視鏡的粘膜下層剝離術（ESD）トレーニングモデルで2D内視鏡と比較した。 その結果、全32病変を切除したが、2D処置の1件に穿孔が生じた。切開および剝離時間は3D ESDの方が2D ESDより有意に短かった（それぞれ102.8 ± 42.1秒 vs. 135.8 ± 65.7秒、P＜0.05、366.3 ± 187.6秒 vs. 517.8 ± 282.3秒、P＜0.05）。3D ESDの方が術後の眼精疲労症状（疲労、眼痛、頭重感、頭痛）の程度が強かった。...