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低リスク前立腺癌、PSA高値は前方領域生検を

2019年4月8日  European Urology

Gleason分類1前立腺癌の診断を受け監視療法を開始して間もない男性340例を対象に、前方領域を含む広範囲経直腸的前立腺生検(コア数中央値19本)を無作為化試験で標準的経直腸生検(同12本)と比較した(SAMS試験)。 その結果、Gleason分類2以上の癌の検出率は広範囲生検群16%、標準生検群10%だった(差5.7%、95%CI -0.2-13、P=0.09)。前立腺特異抗原(PSA)濃度と前方領域生検による癌検出に強い線形関係が認められ、PSA濃度0.1ng/mL/cm3上昇当たりのオッズ比は、癌2.2(95%CI 1.3-3.9、P=0.004)、Gleason分類2以上の癌2.3(同1.2-4.4、P=0.015)だった。...