薬物療法無効の橋本病、甲状腺全摘で症状改善
2019年4月9日 Annals of Internal Medicine
ホルモン補充療法中で甲状腺機能正常でもなお症状が持続する橋本病患者150例を対象に、甲状腺全摘出術の症状改善効果を無作為化試験で比較。主要評価項目は、18カ月後の健康関連QOL尺度SF-36の全体的健康感のスコアとした。 追跡期間に症状が改善したのは手術併用群のみで、全体的健康感の平均スコアが38点から64点へ増加し、慢性疲労の頻度は82％から35％へ低下した。血清中抗TPO抗体価中央値は、2232IU/mLから152IU/mLへ低下し、群間差は1148IU/mL（同1080-1304IU/mL）だった。...