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民主主義への移行が平均余命改善に関連健康状態や死亡率の改善に関連

2019年4月10日  Lancet

「世界の疾病負担研究2016」、「Varieties of Democracy」、「Financing Global Health」のデータから民主主義と死亡率の関連を検討した。 その結果、1970-2015年に民主主義へ移行した国では、15歳時のHIV非感染の平均余命が有意に改善した。民主主義の体験(democratic experience)増加が心血管疾患、非感染性疾患、結核による死亡率低下(順に-9.64%、-9.14%、-8.93%)に直接的および間接的に影響した。民主主義の体験が心血管死亡率と負の相関(ρ=-0.3873、P<0.0001)、政府の医療費支出と正の相関(ρ=0.4002、P<0.0001)を示した。...