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リファンピシン耐性結核の短期治療、長期治療に劣らず

2019年4月15日  New England Journal of Medicine

フルオロキノロン系薬およびアミノグリコシド系薬に感受性を示すリファンピシン耐性結核患者424例を対象に、高用量モキシフロキサシンを含む長期治療(20カ月)と比較した短期治療(9-11カ月)の有効性を第III相非劣性試験で検証。主要評価項目に規定した132週時の結核菌培養陰性例の割合の群間差で95%CI上限が10%ポイント以下の場合を非劣性とした。 その結果、例長期治療群の79.8%、短期治療群の78.8%が結核菌培養陰性で、ヒト免疫不全ウイルス感染の有無による調整後の差は1.0%ポイント(95%CI -7.5-9.5、非劣性のP=0.02)だった。安全性は両群同等だった。...