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アピキサバン、AF患者の出血事象を抑制

2019年4月15日  New England Journal of Medicine

急性冠症候群を発症またはPCIを実施した心房細動(AF)患者でPSY12阻害薬による抗血栓療法施行予定の4614例を対象に、アピキサバンとビタミンK拮抗薬およびアスピリンの有無での有害事象(大出血、臨床的出血、死亡、入院)の発生率を2×2要因試験で比較した(AUGUSTUS試験 )。 その結果、大出血または臨床的出血の発生率はアピキサバン群10.5%、ビタミンK拮抗薬群14.7%(ハザード比0.69、95%CI 0.58-0.81、非劣性および優越性のP<0.001)、アスピリン群16.1%、プラセボ群9.0%だった(同1.89、1.59-2.24、P<0.001)。アピキサバン群の死亡または入院の発生率は23.5%で、ビタミンK拮抗薬群の27.4%に比べて低かった(同0.83、0.74-0.93、P=0.002)。...