神経内分泌腫瘍、PRRT前の原発腫瘍切除でOS改善

ペプチド受容体放射性核種療法（PRRT）を実施したステージIV進行性神経内分泌腫瘍（NET）患者889例のデータを対象に、PRRT前に原発腫瘍切除した486例と切除しなかった403例の生存期間を比較。原発腫瘍の部位は膵臓と小腸が大半を占めた。PRRTは平均4サイクル実施した（P＝0.835）。 その結果、全生存期間（OS）中央値は原発腫瘍切除群で134.0カ月、無切除群で67.0カ月（ハザード比2.79、P＜0.001）だった。初回PRRT後の無増悪生存期間中央値は原発腫瘍切除群で18.0カ月、無切除群で14.0カ月だった（同1.21、P＝0.012）。...