臨床的にアナフィラキシーを示唆する周術期過敏反応を経験した成人患者102例を対象に、血清トリプターゼ値測定アルゴリズム4種のアナフィラキシー診断能を後ろ向き研究で検討した。 その結果、最も有効なアルゴリズムは2012年の国際コンセンサス勧告(急性期総トリプターゼ値がベースライン値×1.2倍+2μg/L超)で、陽性適中率94%、陰性適中率53%、感度75%、特異度86%、Youden指数0.61だった。ベースラインおよび急性期の総トリプターゼ値を国際コンセンサス勧告のアルゴリズムに基づいて分析した場合に、アナフィラキシー症状と非アナフィラキシー症状を見分けることができた。...
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