小児OSAの寛解率30％、10年追跡結果

閉塞性睡眠時無呼吸（OSA）の研究コホートに登録した小児243例を対象に、OSAの自然経過を平均10.4年の追跡調査で検討した。 その結果、ベースライン時10歳以上の小児で、ベースラインと追跡時の閉塞性無呼吸低呼吸指数（OAHI）に有意な正の相関があった。小児OSAの寛解率（追跡時のOAHIが1回/時間未満）は30％で、69％は追跡時のOAHIが5回/時間未満だった。OSAの完全寛解は女性と関連した。思春期/成人OSA発症率（追跡時のOAHIが5回/時間以上）は22％で、男性およびベースラインBMIのzスコア高値がOSA発症と関連した。 ...