医療過誤、訴訟件数多いほど診療停止と関連

全米医師データバンクおよびメディケアデータに登録された医師48万894人を対象に、医療過誤による損害賠償請求歴のある医師のその後の診療状況を調査した。 2003-15年に6万8956件の損害賠償請求が確認された。請求歴が0件の医師89.0％、1件の医師8.8％、2件以上の医師2.3％で、全請求の38.9％が複数回の請求歴がある医師に対するものだった。請求件数は診療停止と正の相関を示した（0件群に対する5件以上群のオッズ比1.45、95％CI 1.20-1.74）。請求件数は診療場所の地理的移動と関連しなかったが、診療規模縮小と正の相関を示した（0件群に対する5件以上群の診療規模縮小オッズ比2.39、95％CI 1.79 -3.20）。...