抗TPO抗体保有妊婦へのレボチロキシンで生産率改善せず
2019年4月22日
New England Journal of Medicine
流産歴または不妊歴があり抗甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)抗体を有する甲状腺機能正常な女性940例を対象に、受精前から開始するレボチロキシン投与の効果をプラセボ対照試験で検討した(TABLET試験)。 その結果、妊娠率はレボチロキシン群56.6%、プラセボ群58.3%、妊娠34週以降の生産率は37.4%、37.9%だった(相対リスク0.97、95%CI 0.83-1.14、P=0.74)。流産や早産などのその他の妊娠転帰および新生児転帰に有意差は見られなかった。重篤な有害事象発生率はレボチロキシン群5.9%、プラセボ群3.8%だった(P=0.14)。...
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