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AFへの電気除細動、待期 vs. 即時

2019年4月22日  New England Journal of Medicine

血行動態的に安定し、症候性心房細動(AF)を発症して間もない(36時間未満)救急外来患者を対象に、即時電気除細動に対する待期的電気除細動(発症から48時間以内に薬物治療のみで回復しない場合に実施)の非劣性を多施設共同無作為化非盲検非劣性試験で検討した。 解析対象とした217例のうち、4週時に洞調律に回復したのは、待期除細動群91%、即時除細動群94%だった(群間差-2.9%ポイント、非劣性のP=0.005)。待期群の69%が48時間以内に自然に洞調律に回復し、28%が待期的電気除細動後に回復した。即時群では16%が電気除細動開始前に自然に洞調律に回復し、78%が電気除細動後に回復した。4週間の遠隔監視による追跡を完了した患者のうち待期群30%、即時群29%に心房細動の再発を認めた。...