転移乳がんにフルベストラント併用でOS改善

閉経後のホルモン受容体陽性転移乳がん患者694例を対象に、フルベストラント＋アナストロゾール併用一次療法の最終的な生存転帰を検証した。 その結果、全死亡率は併用群71％、アナストロゾール単独群76％で、全生存期間（OS）中央値は49.8カ月、42.0カ月と有意差が見られた（死亡ハザード比0.82、95％CI 0.69-0.98、log rank検定でのP＝0.03）。タモキシフェン使用歴がない患者でのOS中央値は併用群52.2カ月、アナストロゾール単独群40.3カ月で有意差が見られ（同0.73、0.58-0.92）、使用歴のある患者では同等だった。グレード3-5有害事象の長期発生率は同等だった。 ...