耳鼻科研修医の評価、研修試験成績と一致せず

卒後2-5年目の耳鼻咽喉科研修医48人を対象に、米国卒後医学教育認定評議会（ACGME）のマイルストーン評価法による耳鼻咽喉科研修試験（OTE）の成績予測能を線形混合効果モデルによる多変量解析で検討した。 その結果、研修レベルおよびOTE実施年で調整後、マイルストーン評価の結果が推定OTE正解率に及ぼす影響はごくわずかだった（β＝－0.01、P＝0.9）。また研修レベルで調整後のOTE全国スタナイン・スコア概算でもマイルストーン評価結果の寄与は極めて小さかった（β＝－0.003、P＝0.9）。...