日本国内の単一施設で、麻酔科研修医33人を対象に心拍変動とPOMS質問票を用いたストレス評価を検討した。 その結果、麻酔研修医は同年齢の健常者に比べ、5分間のnormal-to-normal R-R間隔平均値の標準偏差が有意に低く(P<0.05)、仕事中の自律神経系活動の抑制が示された。麻酔導入時には有意な低周波(LF)/高周波(HF)比増加(P<0.05)およびHF低下(P<0.05)、normal-to-normal R-R間隔の標準偏差の低下が見られ、神経系の抑制が示された。POMSスコアでは心理的気分は正常範囲内で、気分障害偏差スコアに有意な日変化がないことがわかった。...
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