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揮発性麻酔薬にCABGの転帰改善効果なし

2019年4月24日  New England Journal of Medicine

13カ国の36医療施設で、待機的冠動脈バイパス術(CABG)施行予定患者5353例を対象に、揮発性麻酔薬と全静脈麻酔の転帰を単盲検比較試験で比較した(MYRIAD試験)。 その結果、主要評価項目に規定した1年時の全死亡率は揮発性麻酔薬群2.8%、静脈麻酔群3.0%となり、有意差は見られなかった(相対リスク0.94、95%CI 0.69-1.29、P=0.71)。副次的評価項目および心筋梗塞などの予め定めた有害事象の発生率についても有意差は見られなかった。2回目の中間解析の時点で、データ安全性モニタリング委員会は無益性による本試験の中止を勧告した。...