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体外受精児、小児がんリスクわずかに高い

2019年4月25日  専門誌ピックアップ

米国の体外受精(IVF)による出生児27万5686人と自然受精による出生児226万6847人を対象に、IVFと小児がんの関連を後ろ向きコホート研究で検討。 その結果、小児がんはIVF群で321件、非IVF群で2042件検出された。全体の癌発生率は100万人年当たりIVF群251.9、非IVF群192.7だった(ハザード比1.17、95%CI 1.00-1.36)。肝腫瘍の発生率はIVF群の方が非IVF群より高く(18.1 vs. 5.7、同2.46、1.29-4.70)、その他のがんの発生率に群間差はなかった。小児がんと特定のIVF治療法やIVFの適応との関連は見られなかった。...