1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 症候性AFへのアブレーションでQOL有意に改善

症候性AFへのアブレーションでQOL有意に改善

2019年4月29日  Journal of the American Medical Association

脳卒中の危険因子が1つ以上ある症候性心房細動(AF)患者1968例を対象に、カテーテルアブレーションの長期転帰および生活の質(QOL)改善効果を無作為化臨床試験で検討した(CABANA試験)。追跡期間中央値は48.5カ月だった。 その結果、転帰に関する主要複合評価項目(死亡、後遺障害を伴う脳卒中、大出血および心停止)の発生率が示され、アブレーション群8.0%、標準的薬物療法群9.2%で有意差はなかった(ハザード比0.86、95%CI 0.65-1.15、P=0.30)。12カ月時のAF特異的QOL評価尺度AFEQTの平均サマリースコア(調整後群間差5.3点、95%CI 3.7-6.9、P<0.001)、症状に関する評価尺度MAFSLの平均頻度スコア(同-1.7点、-2.3--1.2、P<0.001)および平均重症度スコア(同-1.5点、-2.0--1.1、P<0.001)の違いが明らかにされ、いずれもアブレーション群で有意な改善が示された。 ...