人工関節周囲感染症の診断に血漿フィブリノゲンが有望
2019年4月29日
The Journal of Bone & Joint Surgery
股関節および膝関節全置換術の再置換術を施行し凝固関連合併症のない439例を対象に、血漿フィブリノゲン、Dダイマーおよび他の血液マーカーによる人工関節周囲感染症(PJI)診断能を多施設共同後ろ向き試験で検討した。76例がPJI患者、363例が非PJI患者だった。 その結果、受診者動作特性(ROC)曲線は血漿フィブリノゲンが最大の曲線下面積(AUC)0.852を示し、C反応性タンパク0.810、赤血球沈降速度0.808が続いたが、Dダイマーは低値0.657を示した。最適閾値、感度、特異性、陽性適中率、陰性適中率は、いずれも血漿フィブリノゲンがDダイマーより高値を示した。...
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