HCV感染ドナーからの臓器移植、術後抗ウイルス療法で可能に

C型肝炎ウイルス（HCV）血症のドナーからの心臓または肺の移植を受けた非HCV感染レシピエント35例を対象に、汎遺伝子型直接作用型抗ウイルスレジメン、ソホスブビル/ベルパタスビル合剤の有効性を検討（DONATE HCV試験）。抗ウイルスレジメン療法は移植後数時間以内に開始し、4週間継続した。 その結果、移植後6カ月時点で全例が生存しており、極めて良好な移植片機能が確認でき、HCV量は検出限界以下だった。HCVは移植から約2週間で検出不能となり、その後も検出不能が維持された。重篤な治療関連有害事象は見られなかった。 ...