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5α還元酵素阻害剤で糖尿病発症リスク増

2019年4月30日  British Medical Journal

良性前立腺肥大症で5α還元酵素阻害剤投与の男性患者を対象に、2型糖尿病(DM)の新規発症率を母集団ベースのコホート研究(英国データベース9553例、台湾データベース6198例)で検討した。 英国データベースでは追跡期間平均5.2年で2081例が新たに2型DMを発症し、1万人年当たりの発症率はデュタステリド投与群76.2、フィナステリド投与群76.6、対照のタムスロシン投与群60.3だった。タムスロシンと比較して、デュタステリドとフィナステリドの2型DMリスクに差はなかった(順に調整ハザード比1.32、1.26)。台湾データベースでも同様の結果が示された。...