ME/CFSへのBリンパ球消失治療、臨床的改善見られず

筋痛性脳脊髄炎／慢性疲労症候群（ME/CFS）患者151例を対象に、抗CD-20モノクローナル抗体リツキシマブを用いたBリンパ球消失治療の効果を無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討した。 その結果、主要評価項目とした全奏効率はプラセボ群35.1％、リツキシマブ群26.0％（差9.2パーセントポイント、95％CI －5.5-23.3、P＝0.22）だった。疲労スコアの24カ月間反復測定でも群間差は認められなかった（平均スコアの差0.02、95％CI －0.27-0.31、P＝0.80）。リツキシマブ群の26.0％、プラセボ群の18.9％に重篤な有害事象が発生した。...