呼吸器乳頭腫症の再発予防にHPVワクチンが有用
2019年5月8日
The Laryngoscope
再発性呼吸器乳頭腫症に対し手術と4価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種による併用療法を受けた成人患者16例を対象に、長期的な再発予防効果を前向き症例集積研究で検討した。 その結果、喉頭疾患の重症度スコアは併用療法前から最終検査時まで有意に低下した(P=0.00045)。HPVワクチン接種後の12-47カ月中に腫瘍発生率は約20%まで低下した。最終HPV-DNA検査の結果、16例中12例(75%)が陰性だった。この12例はワクチン接種後12-47カ月の期間中に陽性が持続した患者よりも、乳頭腫再発の可能性が有意に低かった。 ...
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