白内障術後転帰、執刀医の手術経験数と関連

インドの眼科病院1施設で、年間手術件数76-2900件の医師69人による白内障手術＋眼内レンズ挿入術（3万5880眼）を対象に、執刀医の年間手術件数と術後視力転帰の関連をデータベース研究で評価した。 その結果、手術件数の増加は水晶体超音波乳化吸引術（PECE）では統計的有意で臨床的にはわずかな裸眼視力の改善と独立して関連したが、小切開白内障手術(SICS)では関連はみられなかった。この関連はPECEが350件/年以下の医師では顕著だったが、350件超の医師では同等だった。両術式ともに、手術件数の増加は有意に低い合併症率と関連した。 ...