日本人の黒色腫患者4594例を対象に、黒色腫の臨床的特徴の検討と予後因子の評価を実施した。 最も多い臨床型は末端黒子型黒色腫(40.4%)で、次いで表在拡大型黒色腫(20.5%)、結節型黒色腫(10.0%)、粘膜黒色腫(9.5%)、悪性黒子型黒色腫(8.1%)だった。病期別の5年疾患特異的生存率は、IA 98.0%、IB 93.9%、IIA 94.8%、IIB 82.4%、IIC 71.8%、IIIA 75.0%、IIIB 61.3%、IIIC 41.7%、IV 17.7%だった。多変量解析の結果、いずれの病期でも臨床分類と生存に関連を認めなかったが、末端黒子型がステージIIIAの独立予後不良因子だった。...
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