1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 大動脈弁逆流症の転帰にLVESDi値が関連

大動脈弁逆流症の転帰にLVESDi値が関連

2019年5月9日  専門誌ピックアップ

中等症ないし重症の慢性大動脈弁逆流症患者748例を対象に、大動脈弁修復または置換(AVR)の便益と左室(LV)容積が予後にもたらす価値を評価した。 対象患者のうち48%にAVRを施行し、ガイドライン基準に該当したのはクラスI適応が79%、クラスII適応が14%だった。追跡期間中央値4.9年に17%が死亡した。年齢、併存疾患および左室収縮末期容積指数(LVESDi)高値が全死亡率との関連を認めた(いずれもP≦0.01)。LVESDiが20mm/m2未満の患者と比較して、20-25mm/m2(ハザード比:1.53)の患者と25mm/m2以上の患者(同2.23)は死亡リスクが高かった。...