ART中断後HIVリバウンド抑制にUB-421が有効
2019年5月10日 New England Journal of Medicine
抗レトロウイルス療法（ART）中断したHIV感染者29例を対象に、ヒトCD4陽性T細胞のウイルス結合部位を遮断する抗体UB-421を用いた単剤療法の有効性および安全性を非無作為化非盲検第II相試験で検討した。 その結果、UB-421単剤療法によって全例がウイルス量の抑制（20コピー/mL未満）を維持し（2-9回目来院時測定の94.5％）、8例で間欠的なウイルス量が増加した（21-142コピー/mL）。400コピー/mLを超えるウイルス量のリバウンドを認めた患者はいなかった。1例が皮疹を理由に治療を中止した。...