詐欺に対する認知力低下は有害な認知機能転帰の前兆
2019年5月10日
Annals of Internal Medicine
認知症でない高齢者935例を対象に、詐欺に対する認知力低下とアルツハイマー型認知症および軽度認識機能障害のリスク増加との関連を加齢に関する前向きコホート研究で検討した。 平均観察期間約6年の間に16.1%がアルツハイマー型認知症を発症した。詐欺に対する低認知力にアルツハイマー型認知症リスク増加との関連(ハザード比1.56、P<0.001)、軽度認識機能障害のリスク増加との関連(同1.47、P<0.001)を認めた。さらに脳のアルツハイマー病病変、特にアミロイドβの高い負荷との関連も見られた(P=0.029)。...
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