TKR後急性期リハビリにはペダリング運動

人工膝関節全置換術（TKR）後急性期の患者60例を対象に、ペダリング運動を中心とした理学療法の有効性を無作為化試験で検討した。 その結果、術後2日目の6分歩行試験の測定距離は、ペダリング運動群が対照（10種の運動）群より有意に長かった（平均差66m、P＝0.001）。10m歩行試験（P＝0.016）、Timed Up & Goテスト（P＝0.020）、オックスフォード膝スコア（P＝0.034）の評価は、いずれも2日目にペダリングベース群が有意に高かった。健康状態を評価する5項目法（EQ-5D）の視覚尺度の要素は、評価したいずれの時点でもペダリングベース群が有意に高かった。...