接触過敏症(CHS)マウスモデルを用いてアレルギー性皮膚炎に対する食用ココナツオイルの効果を検討した。 その結果、ココナツオイルで飼育したマウスは皮膚炎症が改善し、血清シス-5、8、11-エイコサトリエン酸(ミード酸)値の上昇が見られた。ミード酸の腹腔内注射によりCHSが抑制され、皮膚への浸潤好中球数が低下した。詳細なメカニズム研究で、ミード酸が好中球の二次的動員に必要な線維状アクチン重合およびロイコトリエンB4産生の阻害によって好中球の方向性遊走を抑制したことが明らかになった。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。