頭頚部癌RTによる口腔粘膜炎の疼痛、咳嗽薬2剤を比較
2019年5月15日
Journal of the American Medical Association
米国で頭頸部癌の放射線治療(RT)による口腔粘膜炎の疼痛スコアが4点以上の患者275例を対象に、ドキセピン咳嗽薬およびジフェンヒドラミン-リドカイン-制酸剤咳嗽薬(の有効性を第II相多施設無作為化プラセボ対照試験で比較した(Alliance A221304試験)。 その結果、投与後4時間の疼痛が、ドキセピン群で11.6点、ジフェンヒドラミン-リドカイン-制酸剤群で11.7点、プラセボ群で8.7点減少した。プラセボに対する群間差はそれぞれ2.9点(P=0.02)、3.0点(P=0.004)で、両群とも臨床的に重要な最小差異3.5点に達しなかった。ドキセピン群は、プラセボ群よりも傾眠、不快な味覚、刺痛感/灼熱感が多かった。ドキセピン群はジフェンヒドラミン-リドカイン-制酸剤群よりも疲労が多く報告された。...
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