宇宙飛行による神経眼症候群への対策を評価すべく、健常者20人を対象に、低頭位傾斜での運動(筋力トレーニング、中等度の有酸素運動および高強度の有酸素運動)や人工的な眼圧増加の血行動態および圧力変化との関連を検証した。 その結果、仰臥位安静時に比べ低頭位傾斜での運動が眼圧低下(平均差-1.6mm Hg、95%CI -2.6mm Hg--0.6mm Hg、P=0.002)および脳脊髄液圧推定値低下(同-3.5mm Hg、-6.2mm Hg--0.7mm Hg、P=0.01)との関連を認めた。スイミングゴーグル着用群の眼圧および脳脊髄液圧推定値が非着用群に比べ高かった(P=0.01、0.02)。...
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