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搬送中外傷患者の死亡率改善にはPRBC+血漿

2019年5月17日  Annals of Surgery

出血性ショックリスクのある救急ヘリ搬送中外傷患者に対する血漿輸血の有効性を検証したPAMPer試験の二次解析(対象407例)を実施。病院到着前の血液製剤輸血による30日死亡率改善効果を検討した。 その結果、死亡率は、晶質液のみ投与群に比べて赤血球濃厚液(PRBC)+血漿投与群で最も低く(ハザード比0.38、95%CI 0.26-0.55、P<0.001)、次いで血漿のみ投与群(同0.57、0.36-0.91、P=0.017)、PRBCのみ投与群(同0.68、0.49-0.95、P=0.025)の順に低かった。晶質液の投与量は血液製剤投与患者の死亡率上昇と関連した(同1.65、1.17-2.32、P=0.004)。...