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透析患者の死亡リスク、長時間作用型ESA使用で高い

2019年5月21日  Journal of the American Society of Nephrology

日本国内で赤血球造血刺激因子製剤(ESA)を使用している透析患者19万4698例を対象に、ESAのタイプによる死亡リスクをコホート研究で検証した。2年の追跡で3万1557例が死亡した。 多変量Coxモデルでの解析の結果、長時間作用型ESA群で短時間作用型ESA群に比べ13%の有意な死亡率増加が見られた(P<0.001)。長時間作用型ESA使用は心血管疾患、感染症、悪性腫瘍による死亡率増加との関連を認めた。ヘモグロビン値が9.0-9.9g/dLの短時間作用型ESA群に比べ10.0-10.9g/dLの長時間作用型ESA群で死亡率が高かった。...