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TKR後の内転筋管ブロック併用、入院期間短縮効果なし

2019年5月21日  The Journal of Bone & Joint Surgery

人工膝関節全置換術(TKR)施行患者を対象に、疼痛管理に内転筋管ブロック(ACB)併用した場合の退院基準到達時間の短縮効果を検討。関節周囲注射(PAI)に内転筋管ブロック(ACB)を併用する群(55人)とPAI群(56人)とに無作為に割り付けた。 その結果、退院基準に達するまでの時間中央値はACB併用群25.8時間、PAI群26.4時間で、両群に有意差はなかった(オッズ比0.87、P=0.518)。ACB併用群はPAI群より麻酔後24時間で最悪の疼痛スコアが低く(平均値の差-1.4、調整のP=0.041)、疼痛軽減度が大きかった(平均値の差12%、調整のP=0.048)。...