無作為化臨床試験20試験でPCIを施行した26616例の患者データのメタ解析を実施。新世代薬剤溶出ステント(DES)およびベアメタルステント(BMS)留置後の安全性転帰を比較した。 主要転帰に規定した心臓死または心筋梗塞の複合は、DES留置例の方がBMS留置例よりも低く(ハザード比0.84、P<0.001)、これは心筋梗塞リスクの低下(0.79、P<0.001)と有意ではないが心死亡率がやや低下(0.89、P<0.075)したことによるものだった。全死因死亡に変化はなかった(DESで0.96、P=0.358)が、ステント血栓症(0.63、P<0.001)と標的血管の血管再生(0.55、P<0.001)のリスクは低下した。DESは留置後最長1年にわたってBMSよりも時間依存性に主要転帰リスクが低かった。...
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