エクリズマブ、AQP4-IgG陽性NMOSDの再発抑制

抗アクアポリン4抗体（AQP4-IgG）陽性の視神経脊髄炎関連疾患（NMOSD）患者143例を対象に、エクリズマブの効果を無作為化time to event試験で検討した（PREVENT試験）。 その結果、再発率はエクリズマブ群3％、プラセボ群4％で（ハザード比0.06、95％CI 0.02-0.20、P＜0.001）、年間再発率は0.02、0.35だった（率比0.04、0.01-0.15、P＜0.001）。総合障害度評価尺度スコアの平均変化度はエクリズマブ群－0.18、プラセボ群0.12だった（最小二乗平均差－0.29）。24件とあらかじめ定めた再発イベントの最終発生時期が不確実であることから、23件目発生後に本試験は中止となった。...