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再発/難治性多発性骨髄腫へのCAR-T療法、P1結果良好

2019年5月24日  New England Journal of Medicine

再発または難治性の多発性骨髄腫(MM)患者33例を対象に、B細胞成熟抗原(BMCA)を標的とするキメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法bb2121の安全性を第I相試験で検討した(CRB-401試験)。 その結果、最終投与後6.2カ月時で最も発生率の高いグレード3以上の有害事象は好中球減少症(85%)、白血球減少症(58%)などの血液毒性作用で、サイトカイン放出症候群発生率は76%だった。神経毒性作用発生率は42%で、可逆的なグレード4神経毒性が1例で見られた。客観的奏効率は85%、完全奏効率は45%、無増悪生存期間中央値は11.8カ月だった。...